はみ出た光り

あめすきん

2015年06月19日 19:00



また隠れてしまう前に


その眩しさを食べてしまいたかった




夜が一気にのみ込んじゃったから


手を伸ばすことも忘れて




はみ出た光りの欠片を眺めた




夜は笑いかけるわけでもなく


でも静かに温かく




わたしの反応を楽しむように


再びあの美しさを差し出した




それは息を呑むほどに


壊しようもないほどに美しかった




まるでこれが最後のように


















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